2014年1月14日
あけましておめでとうございます。
本年もみやぎ健診プラザをよろしくお願いします。
今回は検査技師より、心電図機器のお話を致します。
「速いですね。もう終わったんですか。」
心電図検査の際、検査を受けた方からよくこんな御感想をいただくことがあります。
検査時間が短いと感じる方が多いようです。
心電図検査は、検査の目的によっては短時間で終わらないこともありますが、健診の場合は安静時12誘導という12個の波形をとる検査をすることが殆どなので極端に長い検査になることは稀だと思います。
検査時間が短いと感じる理由に関しては、検査機器そのものの品質の向上があります。
現在、多くの施設で使用されている自動心電計は、かつては検査担当者が手で一つ一つ確認していた部分を機器が自動調整してくれるので、短時間で検査を終えることが可能となっています。
一般的に使用されている液晶画面付きの自動心電計の出始めは30年も前になりますが、検査機器の精度の向上は日進月歩です。
今現在も、機器の精度は向上し、更なる小型化、軽量化へと進んでいます。
12個の心電図波形を同時に何個記録出来るかで速さはかなり変わってきます。
当施設では一度に6個の波形を記録するタイプの心電計です。
自動心電計ではなかった時代は、6個の波形を記録してから一旦ストップスイッチを押して、残り6個の波形を取る為のスイッチを押すという作業が必要でしたが、この操作も機械が自動で切り替えを行うので、心電図に大きな揺れや乱れがない場合は、一度スタートボタンを押すだけで12個の波形記録が可能です。
実際に波形を記録している時間は、10~20秒程度なので速いと感じる方が多いのだと思います。
当施設では常に最新の機器を使用し、皆様が検査を快適に受けられる環境整備に努めてまいります。
今後ともどうぞよろしくお願いします。
文責:M