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これからの季節、忘年会や新年会などお酒を飲む機会が増えてきます。
仲間と分かり合える機会にもなり、よいコミュニケーションの場としても有用ですね。
今回はお酒の影響を知り、楽しく飲める方法・量などを考えていきたいと思います。

まず、一口にお酒といっても種類も様々で、アルコール度数によって適切な量が変わります。飲酒は適量であれば全く飲まない人よりも心筋梗塞などの発症率が低いというデータもありますが、飲み過ぎによる悪影響のほうが大きいことは理解していただきたいと思います。

飲酒が身体に及ぼす影響
●高血圧、心臓病、脳卒中などのリスクが高くなる
●癌の発生リスクが高くなる
●肝機能の機能低下や中性脂肪の合成がすすむ
●脱水や睡眠障害が起きやすい
●多量を飲み続けることによって脳の萎縮がおこる(認知症など)
●依存性があり、精神疾患を発病する可能性もある
・・・など

適量とは『純アルコール量20g』のことでお酒の種類によって量が変わります。

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1日、もしくは1週間を目安に量を調節していきましょう。
例)①ビール(発泡酒)500ml 1本/日  週7日
  ②ビール(発泡酒)350ml 1本/日と焼酎100ml 2杯/日  週3日
 ※例①の場合、休肝日はありません。量は問題ないのですが、肝臓への負担を考えると週2日の休肝日が必要です。

飲酒量を減らす工夫
☆ 飲み会が続くような場合は自宅での飲酒は控えるようにしましょう。
☆ 飲み会ではお水やウーロン茶も一緒に注文し、お酒と交互に飲めるようにしましょう。
☆ 飲み会の次の日はできる限り休肝日にしましょう。
☆ 毎日飲みたいという方は1日の量を見直しましょう。
☆ 寝る直前までだらだら飲むことはやめましょう。
☆ トクホのノンアルコールは記載されている量・方法を守りましょう。
  (適切な摂取方法でないと効果が薄れる可能性があります)

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お酒を楽しく飲んだ次の日、二日酔いに悩まされることも少なくありません。二日酔いではせっかくの楽しかった飲み会も水の泡。適度な量でおいしく楽しく過ごせるようにご自身なりの合う方法を見つけていきましょう。

(文責:保健師)