2016年1月15日
あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
今シーズンは、インフルエンザやノロウイルスの流行はまだあまり見られませんが、例年1月から増えてくる傾向にあります。
油断せずに、しっかりと予防して元気にこの冬を乗り切りましょう!
**まずは予防をしっかりと**
★手洗い:感染予防の第一は「手洗い」です。洗い残しのないようにしっかりと手を洗いましょう。
★免疫力を高める:バランスの良い食事と十分な睡眠をとり、適度な運動を取り入れて規則正しい生活を心がけましょう。
★予防接種:予防接種をしても発症することがありますが、重症化を防ぐことができます。
**かかってしまったら**
★自己判断せず、早めに病院を受診しましょう
□ インフルエンザ
風邪と違い、38℃以上の急な発熱、頭痛や倦怠感、節々の痛みなどの全身症状が特徴です。
発症後48時間以上経過すると抗インフルエンザ薬が効きにくくなると言われていますので、早めに受診しましょう。
□ノロウイルス、ロタウイルス
有効な抗ウイルス薬は開発されていないため、症状を和らげる対症療法が行われます。
脱水の程度が重い時には、点滴治療が必要になることがあります。
特に小さいお子様は脱水になりやすいので、ふだんよりもグッタリしていたり、尿が出ていないなどといった状況には注意が必要です。
下痢止めはウイルスを体内に留めることになるので、自己判断で使わないようにしましょう。
□ RS
主な症状は、鼻水、咳、のどの痛み、発熱です。
乳児は重症化しやすく、重症化すると、ひどい咳やゼーゼーとした咳、呼吸困難になることがあります。
□ 溶連菌
主な症状は、38度以上の発熱、のどの痛み、発疹、イチゴ舌(舌にブツブツが出る)などで、咳や鼻水はほとんどありません。
抗生物質が有効です。
★お薬は、主治医の指示に従ってきちんと飲むことが大切です
★安静と水分補給
高熱が出たり、下痢や嘔吐が続くと脱水になりやすいため、イオン飲料や湯冷ましなどを少しずつ摂るようにし、水分補給をしましょう。
また安静にして体を休めましょう。
★他の人へうつさないために
□ 咳が出る場合はマスクを着用しましょう。
□ 部屋を分けるなど周りの人への感染を防ぎましょう。
□ 鼻をかんだ後や、おう吐物や排せつ物の処理をした後は、しっかりと手を洗いましょう。
(文責:保健師)