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2月と言えば、バレンタインの季節ですね。

最近は、“告白する日”から“感謝の気持ちをシェアする日”となっているようです。

去年は、男性の4人に1人がチョコを異性または同性にあげるという“チョコ男”がいたとか。

そんなチョコレートの甘美な味や香りに秘められた、健康効果についてご紹介します。

◆チョコレートの良いところ◆

◇ポリフェノールの抗酸化作用◇

ポリフェノールにはがんや動脈硬化などを引き起こす活性酸素の働きを抑え、悪玉コレステロールの上昇を防ぐ作用があるといわれています。成人の1日のポリフェノール摂取量は平均1010mg。理想摂取量(1500mg)に近づくために1日に200~500mgくらいのポリフェノールの摂取がすすめられています。(※表1を参照)

100g中で含有量が多いのは赤ワイン、バナナ、マンゴーと続き、チョコレートはその次に値します。

◇リラックスしたいときや集中力・記憶力の向上に◇

カカオの褐色部分であるテオブロミンという成分には、神経を鎮静させる作用があり、リラックス効果があります。ちなみに、ポリフェノールやテオブロミンはカカオに含まれているので、褐色部分を含まないホワイトチョコレートにはほとんど含まれていないようです。

また、最近の研究ではチョコレートの甘い香りに、集中力や記憶力がアップすることが明らかになってきています。

 

他にも健康に良い成分を含むチョコレート。

でも、油と糖質が多く高カロリーな食べものなので、食べる量とタイミングに気を付けましょう。(成分表は、タニタ健康応援ネットより)

チョコレート

◆チョコレートと上手に付き合うために・・・◆

チョコレートに限らず、間食は1日に200kcal程度が理想と言われています。

食べる際はカロリー表示を確認しましょう。

 

表1 50gあたりのエネルギー量およびポリフェノール量(板チョコ約1枚分)

エネルギー量(kcal) ポリフェノール量(mg)
ミルクチョコレート 279 410
ビターチョコレート 281 700
高カカオチョコレート

72%

280 1,270

 

また、夕方以降に消費するエネルギーは少ないので、食事から摂った余分なエネルギーは体

脂肪として蓄積されやすくなります。食べるなら、夕方までに済ませましょう。

 

美味しくて健康効果もあるチョコレート。上手に取り入れてみてくださいね。

 

(文責:管理栄養士)

 

ポリフェノール